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日々の気づきやコラム

ここでは、異文化コミュニケーションの仕事や日常のなかで生まれた経験や気づき、小さなインスピレーションを綴っています。
新しい視点やヒントを見つけるきっかけとなれば幸いです。また、コメントや気づきの点がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。


日独の仕事の境界線の違いとは?ゴムのように伸びる日本、鉄のように固いドイツ
日独ビジネス文化の違いの中でも特に重要なのが、『仕事の境界線』の捉え方の違いです。日本とドイツでは、仕事の役割分担や責任の所在に対する考え方が大きく異なり、これが国際プロジェクトでの異文化コミュニケーションの課題や摩擦の原因となっています。 「鉄の境界線」ドイツの特徴 ドイツの職場では、職務記述書(JD)に基づき、自分のタスクと他人のタスクがパズルのピースのように明確に分かれています。この「鉄の境界線」は、責任の所在をはっきりさせ、効率的に仕事を進めるうえで大きなメリットがあります。 しかし一方で、「それは私の仕事ではない」という“落ちたボール”を誰も拾わないリスクもあります。例えば、あるタスクが境界線のすき間に落ちてしまい、誰も対応しなかったためにプロジェクトが遅延することも珍しくありません。 「ゴムの境界線」日本の特徴 一方、日本の職場では仕事の境界線が「ゴム」のように伸び縮みします。助けが必要な人がいれば、自分の担当外でも手を差し伸べるのが美徳とされ、チームの一体感や柔軟な対応力が生まれます。 しかし、境界線が伸びすぎると責任の所在が曖昧に
Rumi Hasegawa
2月9日読了時間: 2分


異文化ストレスを『エネルギー』に変える。異文化で疲弊しないための『再配置』の思考法
語学力もある。マナーも一通り学んだ。それでも、異文化環境で働いていると、説明しづらいイライラや、理由の分からない落ち込みを感じることはないでしょうか。 駐在員が孤独感を深めたり、多国籍チームで些細な行き違いが大きな摩擦に発展したりする場面を、数多く見てきました。それらは決して「能力不足」や「努力不足」が原因ではありません。 ストレスは2つの方向に「変装」して現れる 異文化環境で生じるストレスは、多くの場合、 2つの形 を取ります。 1つは、 外向きの力 です。「なぜ現地の人はこんなやり方をするのか」「どうして分かってくれないのか」「あの人が悪いから、自分はこんなに理不尽な思いをするのだ」怒りや苛立ち、皮肉、批判として外に向かいます。これらが進むと、差別、スケープゴート化、いじめといった形に進むこともあります。 もう1つは、 内向きの力 です。「自分が悪いのではないか」「適応できない自分は未熟だ」自己否定や罪悪感、沈黙、抑うつとして内側に向かいます。その結果、体調不良や鬱の兆候といった自分の心身への問題につながります。 一見すると、まったく別の問題
Rumi Hasegawa
1月15日読了時間: 3分
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