top of page

ドイツで「自分らしく生きる」ための自己理解― 日本人・アジア人のための異文化コーチングの視点 

ドイツに暮らしながら、「自分らしく自己主張すること」がうまくいかない、日本の方へ。



ドイツで求められる「自己主張力」


ドイツに住む日本人が抱える課題の一つに、「健全な自己主張」というテーマがあります。職場でも日常生活でも、ドイツ人の自己主張の強さに戸惑う日本人は少なくありません。その背景には、自己理解や自己アイデンティティの形成プロセスが深く関わっています。



私たち日本人は、幼い頃から集団の中で周囲との関係を築くことを学びます。学校、家庭、友人関係、職場など、さまざまなコミュニティの中で生きていく上で、他人に配慮しながら自分の居場所をつくっていきます。つまり、他者との関係を通じて自己が形成・定義されていくのです。他人の感情にはとても敏感でも、自分の感情には無頓着になりがち、という方も少なくないのではないでしょうか。日本社会では、自己を理解し、自ら自己アイデンティティを形成していく機会は、決して多くありません。


Kooperation im Team


ドイツで陥る不安


そのような状態のままドイツに来ると、どうなるでしょうか。急に、自分を定義づけてくれていた「周囲」がなくなるため、心の土台が揺らぐような不安定さを感じやすくなります。ドイツでは、「自分を形成するのは自分自身」という前提が強くあります。そのため、ドイツで強い孤独感を抱くアジア出身の人は少なくありません。誰かが当然のように世話を焼いてくれることはほとんどなく、周囲との関係性の中で自己を形づくることが難しくなることで、「自分だけ取り残されている」という感覚を覚えやすくなるのです。


仕事の進め方は、その典型的な例です。ドイツでは、自分の能力や強みを把握し、自ら業務や案件を組み立てて進めていく力が求められます。一方で、日本では、仕事は上から降りてくることが多く、「自分で仕事をつくる」という経験はそれほど多くありません。


自己理解が必須となる理由


そして、自己理解が十分に進んでいないと、健全な自己主張をすることも難しくなります。自分が何を求め、何を感じ、何を好むのか。これがわからないと、異文化の中で何が自分にとってストレスや障害になるのかも見えにくくなり、異国の地でさまざまな問題を抱えやすくなります。私の周囲にも、多くの日本人やアジア人が適応上の悩みを抱え、なかにはうつ状態に陥ってしまう人も一定数います。そのような状況になると、個人のパフォーマンスが落ちるのはもちろんのこと、チーム全体のパフォーマンスも低下し、結果として会社や組織にとってもマイナスの影響が大きくなってしまいます。


異文化の中での自己理解と自己主張は、「性格の問題」ではなく、多くの場合、これまで育ってきた環境や学んできたコミュニケーションのスタイルに深く結びついています。


異文化コーチングでは、日本やアジアの背景を持ちながらドイツで生活・仕事をする方が、自分らしい自己理解と健全な自己主張のスタイルを見つけていけるよう、対話を通じて一緒に言語化し、整理していくプロセスを大切にしています。


もし「自分の場合はどう整理できるのか」をじっくり掘り下げてみたい方は、コーチングのご相談も受け付けているので、ぜひお気軽にご相談ください。

 


 

 
 
​お問い合わせ先

Landsberger Str. 155/Haus 1 

80687 

München ​​​

info@intercultural-expert-rh.com

  • LinkedIn

Impressum     個人情報保護方針

    

© 2025 Rumi Hasegawa

写真: Maria Schinz

お問い合わせありがとうございます。

bottom of page